資格を取ると人生が好転するかもしれない話

人生において、資格や努力は決して万能薬ではない。けれども信じる者は救われる…かもしれない。

資格ってぶっちゃけ効果あるの?

結論から言うと一定の効果はあります。筆者は29歳までフリーター(コンビニアルバイト)やっていましたが、資格を取って正社員就職することができました。

その後も資格取得の勉強は仕事と並行しながら続けて、何社か転職して今に至ります。なお35歳頃に一度無職歴がありますがそれでも再就職できています。

ちなみに筆者がフリーターを続けていた理由は公務員試験浪人を続けていたからで、高学歴だったり、特定の職業スキルや実務経験があったわけではありません。公務員試験そのものの知識も資格試験に転用できるものはあまりないので(せいぜい民法や自然科学くらい)、結局イチから勉強しています。

資格って実務経験がないと就職できないんじゃ…。

これは半分ホントで半分ウソ!

結局のところ、その職種の有効求人倍率によると思います。スゲー難しい資格でも需要そのものが無かったりすると就職できません。逆に簡単な資格でも需要が高ければ入り込む余地があります。

たとえば有効求人倍率が低い職種(総務人事経理)などは、コストセンターで採用数が少なく人が辞めないため人気が高く、労働市場が供給過剰の状況にあります。未経験者が社労士や簿記一級を取ったからといってどうにかなるものでもありません。


こうした人気職でファーストキャリアを得るためには、コネクション、コミュニケーション能力、年齢性別、性的魅力(これ大事)など別の付加価値が必要です。

一方で有効求人倍率が高い職種(営業職・技能職・現業職)などは、プロフィットセンターで採用数が多く辞める人も多いため、常に人手不足で労働市場が供給不足の状況にあります。そのため誰でもウェルカムであることが多く、筆者のような訳有りな人でも入り込める余地があります。

性別によって多少ニーズが異なる!

あと声を大にするのは少しはばかれれますが、男性と女性では資格の有効性が異なります。

ホワイトカラー系資格の場合、女性なら有用ですが男性だとうまく活用できない場合があります。逆にブルーカラー系資格は、女性だと職場の受け入れ環境が整っていない(シャワー室・更衣室・仮眠室などが無い)などでうまく活用できない場合があります。

じゃあ何で資格を取ったの?

少しでも離職率を下げるため

資格を取ることの主な理由は、少しでも離職率の低い会社に就職するためです。有効求人倍率が高い仕事は、誰でもウェルカム(誰でも続けられるとは言ってない)ということが多く、まともに働こうとするとまず続かないことも多いです。

有効求人倍率と待遇はほぼ反比例の関係にあるので、簡単に入れる会社=人が定着しない会社なのです。よほど根性のある人じゃないとまず続かないでしょう。資格を取るのはそうしたリスクを少しでも薄めるためです。

国家資格はそれを持っていないと作業や営業ができないのでそれ自体が参入障壁になります。有効倍率が高い会社には、ブラックで人が定着しないという理由の他に、「有資格者が集まらない」という理由で倍率が高くなっている場合もあって、その場合は前者よりも待遇がマシな会社が多いのです。

まとめて取ってシナジーを活かす

あとは「三本の矢」ってやつで、分野の近い資格は複数まとめて取ることは意識していました。資格は隣接領域のものを取るとシナジーで強くなりますし、とりあえず今の仕事が不満なら、資格コンプをモチベにすることもできます。「一式揃うまでは働くかぁ…」みたいな感じです。

コレクター根性を刺激して次はコレ、その次はアレって感じで取っていくといつしか資格のデススタックが完成していて、自分でも無意識のうちに特定領域に詳しくなっていたりします。

これは付加価値になりえる要素で、この状況を作ると転職活動は少し楽になるかもです。

単純に「趣味感覚」で撮るのもアリ

筆者は上記のような戦略や打算がありつつも、単純に趣味でやってる部分も多いです。就職するだけならば、適性にあった職種に就けさえすれば資格なんて最低限あれば十分です。(まあそれが難しいですが…)

筆者は何かを調べたり学習したりして世界観を広めるのが好きなので、趣味と実益を兼ねてやっている感じです。ただ、何らかの仕事に就いて飯は食っていかなければならないので、世間的に需要が高そうで、今の仕事に関連があり、かつ難しすぎない物を選んでいます。



裏テーマとしては「適性を活かせる仕事に近づくため」です。実は私は人事志望なのです。

ところがファーストキャリアがブルーカラーで遠いのもあって、資格を取ってスライド転職を繰り返し、転職毎にホワイトカラーに寄せていっています。資格があるとこういうこともできます。



具体的には何の資格を取ったの?

とりあえず就職するための資格を!

筆者の場合29歳まで正社員経験がなかったので、とりあえず就職できる職を…というわけで有効求人倍率の高い業種ということで設備系業種に絞りました。

「第二種電気工事士を取れば食いっぱぐれない」という話を聞いてそれを取得し、さらに消防設備士乙種六類と消防設備点検資格者(第一種・第二種)を追加で取得、これをもとに消防設備関係の会社を受けたら使っていただけることとなり、ここで正社員になりました。

資格取得と転職でキャリアアップ!

ただ消防設備はどうしてもニッチなので、そこから少し見聞を広めたくなって建築物環境衛生管理技術者(いわゆるビル管理士)を取ってビルメン業界に行きました。そこで物件選任のビル管理士として、維持管理業務計画(LCC)の策定やら、保健所対応やらやってました。

ただ筆者は動作系IQや空間把握能力が弱いことから適性が無く、第三種電気主任技術者(電験三種)を取って受変電設備の責任者なんてやったら絶対感電死して死ゾ!よもまつ!!というのがわかりきっていたので、宅建士と官業業務主任者を取ってビルマネ業界に行きました。

しかし営業も内向性ゆえに適性がないので、第一種衛生管理者やらメンタルヘルスマネジメント検定やら、総務・人事系の資格を取りつつそっちに行けないか悪あがきをしています(笑)

そもそもなんでブルーカラーを?

法学部卒なのになんで設備系会社(ブルーカラー)を受けたのかですが、これは単純なことで、総務・人事・経理等の間接部門系職種に受からなかったからです。ほぼ書類落ちです。

実は公務員試験時代に国税専門官試験を受けていた関係で日商簿記検定2級、FP検定2級に合格しており、それをもとに経理職の求人を探していました。しかし男性であること、職歴がないこと、そもそも面接が苦手であることなどからどこにも引っかからず……。

これはマズい!と思って、有効求人倍率の高い業種・職種へとりあえず入るように方針転換したのがきっかけです。おかげでリカバリできたので結果としては正しい判断だったと思います。

なんかオススメの資格教えて!

これは話すと長くなってしまいますので別の記事で述べます。以下のリンクをご参照ください。


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