筆者は持ってないけどオススメっぽい資格

オススメっぽい資格を紹介!

この記事では筆者は持っていないけど比較的オススメっぽい資格を紹介します。なんつー他人のふんどし記事(笑)

あ、けど取ろうかどうか悩んだり、むしろ一回挑戦して落ちていたりとまったくノータッチではないです。あとオススメと言いつつもオススメできない要素を含むこともあります。

実際に取ったオススメな資格はコチラになります↓


語学系資格(TOEIC・TOEFL・英検など)

TOEIC、TOEFL、英検などの英語系資格は今思えばとっても良かったかなと思います。筆者はリスニングが超ニガテなので結局取らず終いでした。

これらは普通自動車免許みたいなと同じようなもので、これらがあるから就職できるというわけではないけど、語学系スキルは意外と色々なところで使うので、習得しておくと便利です。

グローバル展開しているような大企業のみならず、接客業(小売・宿泊系)は会話で使えるし、貿易事務や通関業務でも使えます。自分は消防設備士やってるときに外国人の住んでるマンションを点検するときはそれなりに調べました。

取っておくだけでも効果あり!

これら語学系資格は転職市場では半ば「教養」ような扱いになっていて、実際にしゃべれなくても、書いておくだけで一定の効果が見込めます。

見栄っ張りな企業は、特段の理由もなく語学スキルや資格を要件にしていることも多いです。そういう企業のスクリーニングに引っかからなくなるのでその意味では便利でしょう。


また就職エージェントも見栄っ張りで、登録時にやたら語学系スキルの入力欄があります。なのでエージェントを使うときにとりあえず載せておくとスカウトに来る企業の質が上がります。

これら語学系スキルを要件にしているところは年収や待遇がそれなりにいいことが多く、ビジネスモデルも無理が少ないため長く安定して働ける傾向が強いです。ただし小売・外食などの販売業、宿泊などのサービス業はこの限りではないので注意してください。

第三種電気主任技術者(電験三種)

建物の受変電設備、電気設備の保守管理を行う人のための資格で、「5万ボルト未満の電気工作物の工事、維持よび運用の保安の監督」を行えます。

ビルメン会社の所長クラスの人や、保安協会の人がよく持っている資格です。いわゆるビルメン資格三種の神器の一角で、これとビル管理士(建築物環境衛生技術者)、エネルギー管理士を取っておくとビルメン界の神になれます。

ガチ理系の資格

この電験三種はガチの理系資格になります。

高校レベルの物理や数学の知識があれば合格できるとされていますが、根っから文系だときついかもしれません。とはいえ使うものは三角関数、ベクトル、複素数など限られてはいるので、予備校に行けばなんとかなるレベルではあります。

ビルメン資格で電気工事士、消防設備士、ビル管理士あたりまではなんちゃって理系資格なので文系でも普通に取れますが、電験三種とエネルギー管理士からは数学を使います。関連して給排水工事主任技術者、各種の施工管理技士は実務要件がズルできなくなったのでこれもガチ理系資格です。

科目合格制

またこの試験は税理士試験のように科目合格制がとられていて、「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目で構成されています。

ただし科目合格の有効期間は3年間なので、その期間内に全科目合格する必要があります。やる気にある人は、ビルメン当直勤務の合間などに予備校に通って取得する人などもいるようです。

ただ、このうち「法規」は検針業務や年次点検などに絡むので、電験三種合格を目指さないビルメンやビルマネも一読しておいた方が良いです。なお筆者は法規だけかじって勉強しませんでした。

筆者が勉強しなかった理由

この資格はビルメン界隈では有名で、当然筆者も知っていたのですが、「法規」を一読しただけで勉強はしていません。理由は根っから文系人間で学習に時間がかかりそうだったこともありますが、業務そのものが自分に向いていないとわかっていたからです。

DSやVCBなどの受変電設備の点検や操作ってものすごく責任が大きくて、ヘタすると物損や火災、最悪死人が出ます。注意力がある人じゃないと危ないです。筆者は道歩いているときも空想で心ここに在らずになるタイプの人間なのですが、そういう人はやっちゃダメです(切実)

資格やそれを使う業務は適性が問われることもあるので、「見切る」も必要と考えます。

公務員試験(※新卒から24~27歳くらいまで)

これは資格試験ではありませんが、類似のものとして紹介です。この試験のいいところは「就職試験」だという点で、合格さえすれば問答無用で公務員の身分と待遇を得られます。あとは働き続ければお金と社会的身分には困りません。大企業に比べれば劣りますが無職やフリーターには十分でしょう。

その分難易度は高めで、特に出題範囲はクッソ広く、行政職(事務職)試験では概ね以下のものが出題されます。

【教養科目】
文章理解 現代文・英文
数的推理 数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈
その他教養 自然科学、社会科学、人文科学、時事問題など
【専門科目】
法学 憲法、民法、行政法
政治学 政治学、行政学、社会学、経営学
経済学 マクロ経済学、ミクロ経済学、財政学
時事問題等 国際事情、社会事情、経済事情など

 

ただしこれらがフルコースで出題されるのは国家公務員系試験と、県庁・政令市等の地方上級公務員系試験くらいで、一部の市役所や公安職(警察・消防)は「教養試験」のみで受けられます。また一部の自治体はSPI試験などの軽量試験に替えており、その分面接を重視しているところもあります。

受かれば一発で公務員というロマンがある試験ですが、それゆえ毎年多くの悲劇と絶望を生む「魔の試験」でもあります。もし受けるなら相応のリスクを背負う覚悟、または後ろ盾を確保した方が良いでしょう。

「魔の試験」である理由

この試験には注意すべき点があり、あくまでも「就職試験」だということです。これを肝に銘じてください。筆記試験はたかが一次選考にすぎず、二次試験以降の面接試験が本番です。国家公務員ならその試験に通った後(最終合格後)の官庁訪問が本番です。

そして「就職試験」ということは、そもそものスタートラインが平等ではないということを意味します。受験生の年齢、性別、経歴によって受かりやすい人、受かりにくい人はあらかじめ決まっているのです。


ただ面接倍率自体は3~5倍程度から受かるので、数字から見れば自分にも可能性があるのでは?と期待してしまいます。ただこれも罠があり、男女で面接倍率が大きく異なるため、不利となる男性受験生はこの二倍程度の6~10倍を見込んだ方が良いでしょう。

もしもあなたが既卒の無職・フリーターなら、22歳の新卒や大企業経験者といった、自分よりも明らか強いカードを持った受験生がライバルとなります。この不利は簡単には覆すことができません。

理不尽はあるけど…

何だかんだで魅力的な試験ではあります。新卒就職で無い内定に終わり、無職フリーターが追い込まれた人生を立て直すつもりなら、これが最適解であることは確かです。他の試験と違って一撃必殺ですからね。

ただこの試験は「ねずみ返し」のようになっていて、現在困っている人、社会的に弱い立場にある人ほど受かりにくい試験です。結局やっていることは民間企業の就職活動と同じなので、そのリスクや不利を受け入れてでも挑戦したい人向けの試験です。

一般的な目安としては、職歴なし男性は24歳まで、女性&職歴あり男性は27歳くらいが人生引き返せるライン(デッドライン)といえます。正社員就職、資格取得、女性ならマッチングアプリや婚活など、落ちたときの身の振り方は考えてから挑んだ方が無難です。

社会保険労務士

これもロマン枠かなぁ。オススメはできませんがロマンはあります。ただ税理士や司法書士と同じく「魔の資格」の要素もあり、注意を要する資格でもあります。

この資格は、労働社会保険諸法令に基づく申請書などの作成(1号業務)、帳簿書類等の作成(2号業務)、コンサルティング業務(3号業務)を行うための資格になります。

他の士業と同じく独立開業や社労士事務所に勤務するほか、事業会社に勤務社労士として勤めるパターンもあり、総務や人事がこれを取得することもあります。

重箱問題が多く、「選択式」は一撃必殺、法改正も多い!

その分難易度は高めで合格率は6%台と難関の部類に入ります。まず学習内容が広いです。労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法、労災保険法、健康保険、国民年金、厚生年金など多岐にわたります。

ただでさえ重箱の隅をつつくような問題が多い上、「選択式」という鬼門があり、これでしくじると一発アウトです。しかも社会保険関係法令は改正が多く、年数が空くと覚え直しになるのでその点も厄介です。(そもそも増築改築のつぎはぎ式の制度も多く、法令自体が難解気味)

この試験あたりから独学が厳しく予備校前提となります。理由は、市販のテキスト教材では出題範囲をカバーしきれないこと、法改正が多いことです。論点についても普段から総務・人事職に携わっている人でないとピンとこないものもあります。

社労士試験も「魔の試験」

が、この資格は別の問題があります。それは難関でありながら、総務・人事志望の未経験者がこの資格を取っても実際に総務・人事職になれる可能性は低いこと、しかしながら未経験者が得られる付加価値やアピール要素がこの社会保険労務士資格くらいしかないことです。

一生使わないかもしれない合格率6%の試験に3年、5年と人生費やす意味をもう一度考えましょう。


実際に総務・人事のファーストキャリアの獲得に成功した人の多くは20代女性がほとんどでしょう。そして彼女らがわざわざ社労士資格を持っていることは稀です。社労士などなくても業務はできるからです。

方や営業職一筋の30代40代のおっさんが寝る間を惜しんでこの資格を取ったところで、総務・人事系職種に異動や転職できる可能性は限りなく低いのが現実です。

そうは言っても…!

そうは言っても、この資格を取ってみないことには始まりません。そしてやってみると学習内容は普通に興味深く、勉強そのものはなかなか楽しいのです。

───しかし、受からない。これが「魔の試験」といわれる所以です。合格率6%は伊達じゃない。


そうやって年数ばかりいたずらに費やし、転職や結婚の適齢期を逃して人生を棒に振ってしまうおっさん共が実に多いのです。20代にとっての「魔の試験」が公務員試験なら、30代以降のソレはこの社労士試験といえるでしょう。

私はビルメン会社で当直勤務やってた時代に1度だけ受けましたが、本番の正答率は6割弱で落ちました。公務員試験で懲りたのであまり深入りしないようにしました。…が、隙あらば人事系資格は取りに行ってます(こりてない)

まとめ

以上、筆者は持っていないけど比較的オススメっぽい資格を紹介でした。ここにある資格は確かに有用かつ強力ですが、深追いしすぎると危ないものもあり、諸刃の剣と言った感じです。

ここに挙げたものと、前回記事の「実際に取ったオススメな資格」は、無職・フリーターからでも正社員就職が十分できる資格になります。(簿記と社労士はちょっとわからないけど)

正社員就職したいがろくな求人が無い!、転職したいが可能性をもっと広げたい!という人は、よければ参考にしてみてください。

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